風の道
昨日までばてばてだったけど、今日はこのままじゃいかんということで、自分の体に鞭を打って久しぶりに多摩川上流までチャリに乗ってきた。
多摩川サイクリングコースには「かぜの道」と書かれた区間がある。これは府中市のサイクリングコースの呼び名なのだが、ほんとに「風の道」になっている。
日中走ると、下流から上流に向かうときは追い風で40キロ以上でるところがある。自分は全然風を感じていないのに、周りの草がたなびいているのを見ると、今風に乗っているって感じる。
逆に上流から下流に向かうときはこりゃ大変だ、フード付きの上着なんか着てようものなら、風に吹かれた凧状態だ。
この風って、きっと海陸風の影響なのかなって思う。昼間は東京湾から奥多摩へ向かって多摩川を海風が吹き上げ、夜は奥多摩から東京湾に向かって陸風が吹き降ろす。
その現象の一部じゃないかなってかねてから思っている。
都市に吹く風って実は重要で、某テレビ局のある汐留あたりは、大規模開発によって海風を止めてしまう壁ができて、都心のヒートアイランド現象が増長されたって話だ。
ドイツあたりじゃ都市計画で「風の道」って扱うところもあるって話だし。
多摩川を吹く風はその周辺の夏場の温度低下に一役買っているかもしれない。大規模河川があと何本か都心部を縦断していれば、都心部のヒートアイランドも防げるのだろうか。
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