たぶん
朝、テレビを見ていた。いわゆる一般向けの情報番組だ。
その中で最近話題のアスベスト問題を取り上げていた。
中身はアスベストによる死因がすでに1980年代に保険の免責事項になっていたってこと。
コメンテーターと称される人達が言っているのは、「昔から知っている人は知っていて庶民だけに知らされなかった。政府はこの情報を隠していた。エイズ問題の時の緑十字の血液製剤販売と同じだ。」とかなんとかだ。
ふーんと思いながら聞いていたのだが、そのコメンテーターがしゃべることの全ての冒頭に「たぶん」をつけていたことが気になった。
テレビでコメンテーターという立場でしゃべってんだから、特に批判的なことをいうなら多少は調べてしゃべれよ!
お前の発言を真に受ける人が視聴者1000万人のうち10%はいるかもしんね~ぞ。
テレビで文句だけ言っているようなコメンテーターってそういうこと考えてんのかな。テレビの影響力って怖いほど理解しているだろうに、裏づけの無い無責任なことを平気でぽんぽん簡単に発言している。
ほんと見ていて腹がたってくる。
アスベストの問題についていうと、もう10年以上前に僕レベルでも知っていた。
確か当時にそれまで小中学校の教室の天井に使われていたのを、とりやめたという話があったと思う。
自分の無知を人のせいにするんじゃない!
日常生活で確実なことって自分以外のことになるとほとんどないかもしれない。やはり他人が関係してくることになると自分の推測の域をでないことが多い。
だから「多分」ってことばは非常に便利なんだけど、テレビの情報番組にでるような人はあんまり使わないでほしい。いや使ってもいいんだけど、無責任な発言をしないでほしいなぁと思う。
そのコメンテーターは政府とかの責任を追及するけど、自分の無責任な発言の責任は追及されないでしょ?
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