高速道路をクルマで移動するとき、バイクに抜かされることがよくあります。そんなバイクを眺めながら、僕はよく「抜き方が甘い!」なんてクルマの中で独り言を叫んでいます(笑)
かつて、まだ保土ヶ谷PA(第三京浜)が今のように改修される前(20年くらい前)、夜の三京で猛烈な抜かれ方をされたことがあります。
ルームミラーの中のはるか離れたところに二つのハイビームが光るのと同時に、後方からすごい爆音が聞こえてきました。リッタークラスのバイクの直管の音です。
ミラーに写る二つのハイビームは右に左にクルマを縫って猛烈な勢いで迫ってきました。二つのビームの間隔からすぐに二台のバイクがランデブーで走ってきていることが確認できました。
僕のクルマの左横をズバッと抜きさると同時に、迫ってきたやや高め音質が今度は離れていく重低音の音質に変わって、急激に遠ざかっていきました。
僕よりも○○キロくらい速度差があったように思います。バイクの車種は判別不明でしたが、恐らくZ系の空冷リッタークラスといったところで、暗闇もあいまってバイクは見えませんが、2台が照らすライトの範囲だけが、すごい勢いで離れていくのが確認できました。
今のバイクは当時のバイクに比べればはるかに高性能になっていて、当時よりももっと大きい速度差で、抜くことができるようになったと思います。
でも、この時ほどインパクトのある抜かれ方をしたことは、最近はありません。あの時の抜かれ方には、バイクの性能を越えたライダーの気合があったのかもしれませんね。
今も、高速でクルマを運転する時は抜いていくバイクに、当時の思い出を上回る抜かれ方を期待しつつ、バイク抜き方評論家になっています。
カッとべバイク野郎ども!事故るなよ!
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