ボロレックス
いつもは国産の安物クオーツを使っているんですが、それが今、ちょうど電池切れで修理に預けています。代わり手巻きの時計を使っています。
暇な時にこまめに巻いてやるんですけど、傷だらけのもらいもんのわりには、思ったほど誤差は無いようです。クオーツから手巻き時計になって、ふと思うのですけど、便利とか進歩とかって何なんでしょうね。
やや話はずれるのですけど、自分が子供の頃って電車とか車にクーラーが入っていないのは当たり前で、みんな窓を開けて走っていたと思うんですね。また買い物に籐の籠を持っていくのは当たり前だったし、ジュースもガラス瓶で、飲み終わると返して、10円もらっていたんですよね。よく空瓶集めて小遣いにしたもんです。
クーラーは当たり前になって、地下鉄にも100%入るようになりました。コンビニが普及して買い物の時にレジ袋をタダでくれるようになりました。ガラス瓶はペットボトルになりました。
便利になったのですけど、最近はまた、それが戻る風潮がありますよね。
クーラーは控えようって、そして買い物にはマイバッグを持っていこう、ペットボトルは再利用しようって。
消費型社会は便利さを追求するあまりに、過剰な便利をあたかも、有用な便利のように宣伝して消費を生み出す。しかし、人間にとっての適切な便利水準はとうの昔に通り過ぎてしまっているのではないでしょうかね。手巻きの時計はそれを僕に訴えかけてくれるように思うんです。
周りの風潮に左右されずに、真に自分に必要なものを見極めること。
そういう視点がこれからますます必要になるんでしょうね。
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